脚本(きゃくほん)とは、映画やドラマ、演劇などにおいて役者のせりふや心情、場面の説明などがかかれたものです。脚本にはストーリー展開がすべて記されていますので、いわば作品のおおきな“柱”となるものです。
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脚本の書き方
脚本はそのドラマを決定づけるたいへんおおきな要素です。そのため、脚本の書き方も長年研究され、現在にいたっています。ここでは、脚本の書き方の重要なポイントを簡単に紹介します。
脚本の書き方1・アイディアを練る
まず、これから書こうとする劇自体をどのようなものにするのかをかんがえます。喜劇なのか悲劇なのか、歴史劇なのか現代劇なのかといった具合です。このアイディアは過去の劇や映画、小説などから得ることもあります。
脚本の書き方2・あらすじの設定
劇自体のアイディアをつかんだら、全体のあらすじをかんがえます。劇の“起承転結”を設定するのです。どのような事件がおきて、それがどう展開していくのかをかんがえます。
脚本の書き方3・各状況の設定
あらすじに沿って、各場面がどのような状況になっているのかを設定していきます。状況設定がよわいと劇が途中で破綻してしまいます。
脚本の書き方4・役の背景の設定
状況設定までできたら、それぞれの役の背景をかんがえていきます。この“役の背景=バックボーン”の存在が、役に厚みをもたらします。。
脚本の書き方5・せりふの創作
さいごにその役や状況に応じたせりふをかんがえていきます。役の背景や性格、各場面にもっとも適したせりふでなければなりません。
さまざまな脚本
ひとくちに脚本といってもドラマの種類によってその役割には微妙にちがいがあります。また、ドラマの演者のレベルによっても差が出てきます。ここでは、各舞台芸術において脚本はどのように変わるかを紹介します。
映画の脚本
よく「映画は脚本が命」といわれます。ストーリーの要となる映画の脚本とはどのようなものでしょう。映画の脚本にとってもっともたいせつなのは、ストーリーとキャラクターの設定です。ここではそれぞれどのような仕事をするのか紹介します。
映画の脚本の醍醐味1・ストーリー設定
映画の賞味時間はたいてい1時間半から2時間です。この時間の枠のなかでどのように劇を展開していくかかんがえていきます。ストーリーにある程度の説得力がなければ、作品としての評価をおおきく落としてしまいます。
映画の脚本の醍醐味2・キャラクター設定
映画に登場する人物のせりふはもちろん、その人生までを詳細に設定し、見ている人の共感を得るようでなければ、映画自体が失敗してしまいます。
戯曲の脚本
戯曲(ぎきょく)とは、演劇として公開されることを、あらかじめ想定された中で書かれた舞台脚本や、文芸作品のことです。このような舞台の場合、時間の制約があまりないので、自由な脚本を書くことが可能です。しかし、戯曲の場合はとくにストーリー展開や人物設定の妙だけでなく、作品としての格調の高さが求められる、難しい芸術です。
演劇の脚本
げんざい日本では規模の大・中・小を問わず、実に多くの劇団が存在しています。その劇団の多くは、自分たちで脚本を書いたり、専属の脚本家を持っている場合がほとんどです。劇団からテレビや映画に進出し、名声を得る役者もすくなくはありませんよね。このような、舞台出身の役者は “実力派”と評されることが多い俳優ばかりです。そんな彼らを輩出する劇団の脚本とはどんなものなのでしょうか。
劇団の脚本の特徴・難解さ
もちろん簡単な舞台設定を得意とする劇団もありますが、劇団の脚本は一般的に設定が難解だといわれます。それは、ストーリーが途方もないものだったり、せりふが難しかったりとさまざまです。しかし、その脚本の難解さゆえに、それを演じる役者の腕がものをいうのです。
劇団の脚本の特徴・せりふ
劇団の脚本のせりふは特殊なものが多いといえます。せりふの長さもそうですが、言い方もふつうの演劇のそれとはことなります。たいていの場合、すこし大げさなくらいのせりふを脚本で指定します。そうしなければ、じかに接している観客を長時間ひきつけられないのです。
学校での演劇
演劇はプロが演じるだけのものではありません。みなさんも小学校のころには学芸会で何かしらの役を演じた経験があるはずです。なかには、その魅力にとりつかれ、高校の演劇部などに所属していたかたもいるはずです。ここでは学校演劇の代表選手である、学芸会と高校演劇の脚本について紹介します。
学芸会の脚本
日本中のほぼすべての小学校では年に一度学芸会がひらかれます。そんな学芸会の定番といえば児童による演劇ですよね。児童にとってもその父兄にとっても、学芸会の劇はおおきな見せ場のひとつです。ここでは、小学校の学芸会の劇の脚本はどのようなものか紹介します。いずれも、脚本を担当する先生がたの苦労がうかがえます。
学芸会の脚本の特徴 1 ・勧善懲悪
どんな学芸会でもこの、勧善懲悪(かんぜんちょうあく:善人がわるい人をさいごにたおすこと)のテーマを脚本の根底にすえます。これはやはり、小学校という学校教育の現場上の配慮からきています。
学芸会の脚本の特徴 2 ・せりふの短さ
学芸会で役を演じる児童の年齢はまだまだ、 10 歳前後のこどもです。そのため、せりふは必要最低限で、しかもインパクトをのこすよう工夫されます。
学芸会の脚本の特徴 3 ・設定の説明
現実に生徒がせりふだけで舞台設定を把握したり想像するのはむずかしいものです。そのため、学芸会の脚本はなぜ登場人物がそのようなせりふを言ったかのか、どのような舞台状況なのかを、くわしく説明することがよくあります。
高校演劇部の脚本
高校の演劇部になると、その脚本もだいぶ本格的なものになります。なかには、プロの劇団の脚本家も舌を巻くほどのものもあります。そのような一部の特殊な例はのぞいて、一般的な高校の演劇の脚本の特徴といえば、その“設定”をあげることができます。
高校演劇の脚本の特徴・設定の妙
高校演劇においてはその設定に大きな特徴があります。ひとつは脚本が自分たちの実年齢にきわめて近い場合です。このような脚本は青春劇におおくみられます。もうひとつは果敢に戯曲などの文芸大作に挑戦する場合です。このばあい脚本はもとの原作に沿ってつくられますが、途中高校生らしい解釈を脚本にくわえることがあります。その感性はじつにみずみずしく、見ていて思わずうなってしまうこともすくなくありません。
オンライン上の脚本
げんざいではインターネットなどのオンライン上で戯曲の脚本を公開しているケースもあります。古典的な戯曲から現代演劇まで、さまざまな脚本を直にじぶんで確かめられます。興味があるかたや、脚本の勉強をされているかたにはこのうえない教科書となるでしょう。
脚本の募集
脚本の製作に本格的にたずさわる仕事がしたいとおもっているかたはいませんか?また、趣味の範囲で書いたものがうまくできたので、だれか脚本のプロフェッショナルに見てもらいたいというかたもいるかもせれません。そんなときにはどうすればいいでしょう。ここでは、脚本の応募の方法についていくつか紹介しますので、参考にしてみてください。
脚本のオーディションに応募する
たいていの場合、劇団というのはあたらしい脚本に飢えています。あなたのつくった脚本が、何かすこしでも目あたらしいものなら、“脚本家としての可能性あり”と判断します。そんな劇団に自分の脚本を売り込むのは有効な手段です。かれらは脚本製作のプロです。じぶんのつくった脚本はどれほどのものなのか、正確に審査してくれます。
テレビ局に応募する
各テレビ局では不定期ではありますが、年に何回か脚本家(もしくはシナリオライター)の募集をしています。もし、この種のオーディションに応募して合格すれば、そのテレビ局でドラマの脚本を書くことができるケースもめずらしくはありません。現実にそのようにして、脚本家としてげんざい成功しているかたもいます。将来を約束された売れっ子になる可能性もじゅうぶんあります。
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